夏日の当麻町鍾乳洞
2004年8月14日(土)
8月7日から9月4日までの期間、開催の「旭川彫刻フェスタ2004」に参加している知人の作家、伊藤隆弘氏と杉崎正則氏を訪ねる途中、以前から1度は行って見たいと思っていた当麻町の鍾乳洞を見学する事にしました。
連日の真夏日が終わり、少し涼しくなった夏日で多くの見学者が来ていました。入場券は大人500円子供300円で団体割引もあります。この入り口から中に入ります。
鍾乳洞の中は、所々ライトアップされていて、全体的には薄暗く神秘的です。歩道は整備され手すりや階段もありました。でも、天井の低いところがあり、油断すると頭上の鍾乳石に頭をぶつけることもあります。 何回か訪れたことがある山口県の鍾乳洞秋吉台とは、その規模は比べようもなく小さいのですが、暑い夏日には大変涼しく、自然の神秘を充分に堪能させてくれます。

当麻鍾乳洞は、明治32年1月13日石灰岩を採掘中、当麻石灰工業株式会社・故今村勇氏により発見された鍾乳洞です。

この一帯に石灰岩を含む地層が出来上がったのは、中世代ジュラ紀と言われており、今から1億5千万年以前であると推定されます。この石灰岩は中生層の凝灰岩質砂岩中に狭在し、地下水の溶解作用により石灰洞窟となったものです。
本洞の規模は全長135メートル余り、高さは7〜8メートルの概要を誇り、上段、中段、下段に分けられ、中段は約60メートル、下段は70メートル、洞窟内は5つの部屋に区切られr、それぞれ狭い通路で連絡されており、この他確認されている穴も数カ所あり、まだまだ神秘の世界が残されています。 洞内には長さ数メートルから直径10センチメートルにも及ぶ石柱もあります。本洞にある管状鍾乳石(俗名、マカロニ鍾乳石)は直径5ミリメートル程で細く、天井に付着する根本か先端まで直線状をなしています。
これは単に細いばかりでなく、中がパイプ状になっており。学術的に世界でも極めて珍しい鍾乳石であります。 また、これ等の鍾乳石が3センチメートル成長するのには約200年かかると言われ、自然の力の尊さ、偉大さを教えられます。
なお、この鍾乳洞は、北海道大学理学部地質鉱学教授室、原田準平教授ほかにより、現地調査の結果、鍾乳洞としての要素を具備しており、地質学的に興味のある鍾乳洞として立証し、昭和36年3月に北海道指定天然記念物に指定されております。(当麻鍾乳洞のあらまし案内板より) 鍾乳洞出口のスロープを降りると、岩石を主体にしたロックガーデンがありました。緑と水と岩石を調和させ、東屋と句碑を設置し、こじんまりとした綺麗な庭園です。でも観光客の数の割合には、誰もこの庭園に立ち寄らないのが残念でした。
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